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JOURNAL

Vol.2|水と熱と、向き合い続けた100年の先へ

水と熱と、向き合い続けた100年の先へ

環境と調和する染色という選択

 

 

愛知県一宮市を拠点とする染色加工メーカーが、大切にしているテーマのひとつが「水」と「熱」の使い方です。

水の量、温度、エネルギー消費――

どれも染色において欠かせない要素でありながら、いかにそれらを最小限に抑えられるかが、サステナブルな未来の鍵を握っています。

 

ドラム型の液流染色機は、従来機の半分の水量で染色が可能。

加温に必要なエネルギーも抑えられ、CO2削減にもつながっています。

また、縦型の乾燥機は80mの生地を一度に処理できることで、低温乾燥を可能に。

こうした日々の設備投資は、染色という領域でも環境負荷の低減を真摯に追求している証です。

 

「水は日本では当たり前のように使えますが、世界ではとても貴重な資源。だからこそ、日常の工程にこそ意識を持ちたいんです」

 

 

素材ごとに異なる性質を見極め、最適な加工方法を選ぶ。

複雑な工程をかけず、素材にやさしいシンプルな加工で仕上げる。

それは、ENSULO(エンスーロ)が掲げる"心身のリトリート"という世界観とも、自然に重なります。

 

長い歴史の中で積み重ねてきた染色技術と、時代に合わせて変化してきた感性。

そして、これからも進化を続けるための小さな実験の繰り返し。

染色という技術の中に、やさしさと未来を見据える視点が静かに息づいています。